日本一寒い町・満天の星降る町陸別

道東の中央部に位置する陸別町はアイヌ語のリクンベツ(=鹿のいる川)に由来する。戦前は「驪群別」と表記したが戦後当用漢字に改め「陸別」となった。
平成20年の人口は2,837人と統計にある。

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陸別は最寒月の平均気温が日本で最も低い町で知られている。氷点下30度にもなる。

陸別町役場のホームページには、「最近では、平成12年1月27日アメダスの記録で-33.2度。非公式では下陸別で-37.7度、関にある寒暖計が-40度を下回り計測不能となるなど、文字どおり極寒の街となりました。」とある。

graph1[1]_2 2000年1月20日~2月19日までの毎日の最低気温(陸別町のHPより)

その寒さを楽しむ「しばれフェスティバル」が毎年2月の第1週の土日に開催される。それは1晩「極寒のかまくら」で過ごす耐寒フェスティバルである。見事達成した人には認定証が授与される。たとえば層雲峡の「氷瀑まつり」も極寒の北海道を楽しむ点ではしかりである。

hanabi[1]_2 しばれフェスティバル(陸別町のHPより) 
title_28_2_2しばれフェスティバルの案内(しばれフェスティバルのHPより)

陸別は乾燥していて晴れの日が年間を通して多いので天文観測に適している、という理由から「銀河の森天文台」と名づけられた天文台が設置されている。天文観測はもちろん一般に公開されていて昼間でも最新鋭の望遠鏡で星座を見ることができる。天文学的空間を求めて、ロマンティックな空間を求めて。。。漆黒の天空から本当に“星が降ってくる”。。。周囲は深い森。。。陸別のアイヌ語の語源どおり鹿の声が聞こえる。。。車の音も電車の音もしない。。。満天の星が降ってくる。。。

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陸別は何年かに一度の割合で「オーロラ」も観測されているので「オーロラの町」という別称も有している。

小麦やにんじん・馬鈴薯といった北海道を代表する農作物の町でもある。酪農も盛んである。陸別は1902年(明治35年)、72歳の関寛斎の開拓に始まった。関寛斎の開拓には筆舌に尽くしがたい苦難の開拓の歴史が存するようである。当然のことながらこの町を語るとき彼の苦難の歴史なくしてこの町は存在しない。

極寒の中がゆえに人間的な温もりと清澄な空気に満ちている。

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