Boys, be ambitious! 北海道大学

 

北海道大学は、1876年北の大地に創立された札幌農学校を起源とする。日本で5番目の帝国大学つまり北海道帝国大学としては1918年設立である。札幌農学校初代教頭は“Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)”の名言で有名なクラーク博士である。クラーク博士の胸像が大学構内に設置されポプラ並木や北海道大学博物館とともにひとつ観光スポットとなっている。

北大農学部 古河記念館 

 

風雪の北大にやってくるとやはり北海道の大学だなここは。。。を実感する。子供たちがこのキャンパスのなかでそりをして遊んでいた。はしゃぎ声が雪と風に紛れて聞こえてくる。

冬の農学部  風雪の中の北大キャンパス 風雪の中の北大キャンパス

 

地図画像

 

札幌駅北口の北大方面を示す表示 北大近くのSeicomart(北海道限定のコンビニ)

北大は、クラーク博士の精神を受け継ぎ、現在に至るまで“フロンティア・スピリット(開拓精神)””実学””国際性の涵養”を建学の精神とする。清冽な空気や風に抱かれ、夢や希望にあふれ青春を謳歌するにつけ、北大ほどそれに似つかわしい大学はないといっても過言ではない。受験生にとって難関大学であるにもかかわらず、本州など北海道外からの北大を目指す受験生の中には北大自らのさわやかなイメージと北海道という大地に少なからず魅力を感じている者もいるのではなかろうか。北大出身の新渡戸稲造・内村鑑三・有島武郎らが日本の歴史に大きくかかわる人物となりえたのも北大のまさしくフロンティア・スピリットや国際性の涵養といった建学精神をその背景に感じざるを得ない。日本の国立大学には中央集権的で国家的色彩の強い東京大学の系統と、分権的で「自由な精神」を基調とする市民的色彩の強い北海道大学の系統があるそうである。これは矢内原忠雄(前東大総長)の言である。この文言は北大内の北海道大学博物館1階に掲示されている。

 大志を抱けの石碑 北大博物館 

 

日本がかかえる重大な問題、すなわち食料自給率の問題、しいては第一次産業の問題。

21世紀の日本の深刻にして早急に取り組み現実化していかなくてはならない問題。それはすなわち日本のみにかかわるいわば「日本村」的なあり方を脱却して世界や人類の問題であることを見据えつつ取り組む問題である。今一度、明治時代創立期のクラークの精神に立ち返って、とりわけ北海道大学が第一産業再生の拠り所として「ニュー・フロンティア・スピリット」を燃さんことを、そして行動の旗手として先導を果たさんことを期待したい。

北海道大学のシンボルカラーは雪解けの新緑のライトグリーン(萌黄色)であるそうだ。早春の北大キャンパスはまだまだ残雪の銀世界だ。ひんやりとした空気が肌をさす。北大合格を見事勝ち得た新入生には、この時の感激の感触がめぐりくるこの冷涼な季節とともにきっとよみがえってくるであろう。それは受験からの解放感と安堵感を思い出させる快い冷風であろう。特にこの地の冷帯湿潤気候(Df)がもたらす早春への強い待望度がこのよみがえってくる思い出をより深いものとするであろう。

そして、やがて来る萌黄色の初夏、北大のキャンパスの芝生の中にいると、北の大地に、雄雄しさと、さわやかさと、伝統と進取の気性とを喚起させてくれる。

 クラーク像(北大) 北大クラーク食堂

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