静内町の二十間道路

北海道の桜は5月の中旬から下旬が満開。道東の地全国的にも有名な静内町の桜並木「二十間道路」。二十間道路は幅二十間(約36m)直線距離7km(総延長8km)の一直線道路。そもそも1903年皇族が新冠御料牧場を視察に来るからということで造成された道路であるそうだ。両サイドに桜が植樹されたのは1916年。エゾヤマザクラ3000本、カスミザクラ800本。毎年5月全国から約20万人の観光客が訪れる日本屈指の日本一の桜の名所。本当に圧巻である。エゾヤマザクラはソメイヨシノとは異なり赤みがかったピンク色をしている。北海道の大地に似合う自然で素朴でダイナミックな味わいが魅力的である。

二十間道路 二十間道路 二十間道路

静内町の二十間道路

 

田園の緑とピンク色の桜並木。。。静かな空気。。。静かな空気の波間に人の声がちぎれながらかき消されながら。。。

二十間道路の始点の説明碑

この桜並木は、どこか内省的・回顧的。。。ドイツ音楽の色調。。。ベートーヴェンの「田園」(交響曲第6番)や「春」(ヴァイオリンソナタ)が聞こえてくる。。。モーツァルトのk.378(ヴァイオリンソナタ)かもしれない。。。モーツァルトの「5月よ早く来て」(歌曲)かもしれない。。。ヴィヴァルディの「春」(ヴァイオリン協奏曲)・パガニーニの「春」(ヴァイオリンソナタ)・ヴェルディの「春」(オペラ「シチリア島の夕べの祈り」のバレエ音楽)のような乾いた開放性とは少しちがう。。。ましてやオルフの「カルミナ・ブラーナ」やストラヴィンスキーの「春の祭典」のような原色的な響きではない。。。

二十間道路の始点の碑 

この自然の色彩とこの自然の空気があの円かで幸福な日々を思い出させる。。。しかし幸福な日々を思い出すのはもっと幸福になってからでいい。。。ブラームスの音楽は重層的で重厚だ。精神医学的見地から憂鬱なときはブラームスを聞くといいと聞いたことがある。。。決してヴィヴィッドなロッシーニやヴィヴァルディは禁物だそうだ。。。欝なときには重い音楽が同調してくれるからであろうか。

静内町の田園風景 静内川と静内町

桜咲き まためぐりくる 遠き日々

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