札幌雪の街灯り

 

北国の大都札幌。雪の中の街灯り。北国の旅情。

札幌すすきの

 

北国。雪が舞う夜の札幌には旅情や切ないロマンが漂う。新千歳空港の3階には広いフードコートがあり同じフロアーに桂銀淑・浜圭介コンビでヒットした演歌「北空港」が流れる。同じく浜圭介作曲で桂銀淑が歌った「東京 HOLD ME TIGHT」には、桂銀淑が歌ったのでなおさら、少しばかりのアジアの人が抱く東洋の大都市東京への憧憬がオウヴァ―ラップする。札幌と東京の差異はあるにせよ、日本を外国人である桂銀淑が歌うと愛着や惜別のムードが漂う。

 

♪ 北空港 作詞:やしろよう 作曲:浜圭介 うた:桂銀淑・浜圭介 ♪

 1 (女)夜の札幌 あなたに逢えて

    凍てつく心に 灯りがともる

  (男)これからは二人だよ もう泣かないで

    ついておいでよ 涙を捨てて 過去さえ捨てて

  (男女)愛が飛び立つ 北空港 

 

 2 (男)夜の札幌 おまえに惚れて

    さすらう旅路に 明日が見える

   (女)信じてもいいですね もうあなただけ

    命尽くすわ 涙を捨てて 過去さえ捨てて

   (男女)愛が飛び立つ 北空港 

 

 3 (女)夜の札幌 舞い散る雪も

   (男)二人の夜空で 咲く花になる

     どこまでも一緒だよ もう離れずに

   (女)夢を探そう 

   (男女)涙を捨てて 過去さえ捨てて

      愛が飛び立つ 北空港 

 

 

時として容赦ない吹雪が街の見通しをいっそう曇らせる。慎重な速度で走る車のヘッドライトが路肩の雪山を横切る。

「しんしんしんしんゆきふりつもる しんしんしんしんゆきふりつもる つもる つもる ニレにもポプラにもアカシアにも。。。」

(草野心平の詩「ゆき」)・・・風雪を浴びながら、足元に気をつけながら。。。ああ、また札幌に風雪の季節がやってきた。

 

地図画像

 

札幌の碁盤の目の街構想は、明治時代北海道の開拓も相俟ってアメリカ風の整然とした都市造りが前提にあった。その構想のもと、開拓使判官にあった島義勇氏は京都や奈良のイメージを札幌に乗せたそうである。つまり、火災の延焼を防ぐために設けられたいわば火除け道路として敷かれた大通りを境に、大通りから北にむかって北1条・北2条・北3条・・・、大通りから南に向かって南を南1条・南2条・南3条・・・というふうに東西路には「~条」と通り名が記されている。なるほど京都や奈良の条坊制を想起させる。アメリカの都市づくりに京都や奈良の古都の通り名を冠する和洋折衷型。。。同じく碁盤の目となっている旭川や帯広とはその点が異なるそうである。北海道大学・札幌駅・北大植物園・旧道庁(赤レンガ)・時計台などは北~条に、円山公園・中島公園・すすきの歓楽街・狸小路などは南~条に位置する。いっぽう、南北路は、創成川およびその両岸沿夷に南北に走る創成川通を境に、それより東は東~丁目、それより西は西~丁目と呼ばれる。札幌時計台は「北1西2」に、テレビ塔は大通り上にあるので「大通西1」に、すすきののラーメン横丁は「南4西3」にそれぞれ位置する。

札幌大通り公園 

すすきのは開拓労働者のストレス発散のために設けられた歓楽街だそうである。その近くにある狸小路の名前の由来も遊郭の女性が男を「狸」になってだますということからきている説があるそうだ。。。このあたりは後付けかもしれないが。。。いずれにせよ、北の国最大の歓楽街である。観光客がいつもいっぱいの「名所」ラーメン横丁のラーメンを食べると “格別のおいしさ” ばかりでなくこの雪国の風土に ”心身ともにあったまる!” 特に『味一番つばさ』の味噌ラーメンをいただいた後は雪の表通りに出てもこのラーメンのこってり味噌のあったかさがじ~んとしばらく残り続ける。。。すすきのが雪の舞う氷点下の歓楽街であることが感覚的でかつ情感的なムードを呼ぶ。。。寒冷さや雪景色がさびしげなにぎやかさを醸し出す。。。

 札幌すすきの「ラーメン横丁」

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