♪冬の知床<シリエトク>

知床の夕映え 知床半島とオホーツク海

最低気温が氷点下10度を下回る極寒の知床。知床はアイヌ語で地の果てを意味するシリエトクだそうだ。断続的に雪が舞い、澄んだ青空が雲間に現れ、オホーツク海からの凍える風が吹きすさび。。。至近距離で飛び交うオオワシやオジロワシ、道路沿いの山に群がるエゾシカの群。厳冬の道東の空気と風にあたり、さらさらの雪を踏みながら歩く。人間が雄大な自然に包まれて人間も自然の一部になる。

 オジロワシのモニュメント(知床斜里駅) 

目の覚めるような雄大で美しい冬の知床半島。NPOの人に案内され、ともに雪の中を歩きながら知床の魅力をたっぷりを教えていただき、ますます、この世界遺産を感得する!! 「知床=シリエトク=地の果て」とは裏腹に豊かな自然が広がる!!

秋から冬にかけてウトロ・羅臼間の横断道路は閉鎖される。ウトロへは知床半島の付け根の知床斜里からバスや車でオホーツク海沿岸沿いを走る。斜里駅周辺から10分もすれば知床半島への旅に来たと感じる。眼前には、防風林が真っ白な雪の耕地に直線的に立ち並ぶ。弱弱しい真冬の太陽光線が防風林の影を延々と広がる雪原に影を映し出す。夏の緑の田園風景は一面パウダースノーの風景に変じている。

  知床半島の防風林と雪原  知床半島の防風林と雪原

片側は半島の脊梁、もう片側はオホーツク海の冬景色。車窓から半島沿いの絵葉書のような景色が次から次に飛んでくる。1時間余り「知床世界遺産センター」。

 知床世界遺産センターと道の駅  道の駅「うとろシリエトク」

   知床世界遺産センター入り口

知床の自然を学究的に取得する。いっそうその味わいを深いものにする。植物と動物と地質。かなり詳細な展示や映像をじっくり味わうときっと「知床にわか通」になる。そればかりかこの「地の果て」を再た訪れてもっと知りたいと思う。博物学的なフィールドワーク、これこそ知床半島を訪れる目的だ!! 

ゴジラ岩・オロンコ岩・三角岩(夕陽台) 松浦武四郎の歌碑(ウトロ)

ウトロ漁港に近接しているオロンコ岩(そこに座っているものという意味のアイヌ語)をくり抜いたトンネルを抜けると正面に三角岩がある。トンネルを抜けたすぐわきに遠く江戸時代末の北海道を隈なく探検した松浦武四郎の歌碑と三角岩の手前に「知床旅情」の歌碑(森重久弥筆)が建っている。

*歌碑:

山にふし 海に浮寝のうき旅も 馴れれば馴れて 心やすけれ」(松浦武四郎「知床日誌」)

*歌碑:

知床の岬に浜茄子の咲く頃 思い出しておくれ俺たちのことを 飲んで騒いで丘に登れば はるかクナシリに白夜は明ける

(森重久弥筆の「知床旅情」ただし、白夜は日本にはない。)

 

 

  知床斜里のバス停

フレぺの滝方面に車を走らせてその途上の小高い地点からウトロを見下ろす日没の景観は素晴らしい!! 雪で縁取られた知床連山とウトロの遠近画法を具現化する。寂寥の感が漂う。

 

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