小樽雪道

小樽のラーメン屋さん(南小樽駅前)

何倍もの冷凍のシベリア寒気団が頭上に居座り最強の低気圧が小樽を雪の中に埋もれさせた。しばし低気圧が去って凍れる月影が小樽運河の倉庫に浮かぶ年末の宵。小樽の雪道には眠るような空気が流れる。道沿いの除雪の雪山越しに明かりが映る。時々笑い声が寒風の中に紛れる。かえって静寂な空気が浮き上がってくる。。。”静かさや 岩にしみいる 蝉の声”  芭蕉の俳句に聴くような。。。

小樽市街  小樽市街

雪山の影にほんのり浮かぶ飲食店の灯。南小樽駅近く坂の下。店内、食前すでに「暖」に浸る。食欲は食材や料理のみならず、あるいは味覚は舌の感触や味のみならずこのような安堵に比例する。暖かい店内が食欲の源のひとつである。宵の雪間に浮かぶラーメン屋さんの灯は安堵の灯。窓の外には粉雪が断続的に舞っている。

月明かりの小樽運河

一転して駅には年末の帰途、急ぎ足の人でいっぱいだ。夏の今頃はまだ薄明るく、お土産をたくさんもった観光客でにぎやかな小樽だ。しかし真冬のこんな吹雪の日になるとさすがに静まり返って夕暮れには早々「冬期休業」ということかもしれない。

雪山に埋もれたポスト(小樽駅前)

小樽観光案内地図

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