樽前山

 樽前山(東山)頂上 

道南の白老側からいつも眺めていたユニークな形状をしている溶岩ドーム(溶岩円頂丘)の樽前山、今度は頂上から白老や苫小牧を眺望する。登山口から始まる階段状の足場(⇒これは実は階段ではなく土壌流失防止の土止めだそうだ)のために初心者から可能な登山だ。普通の運動靴で十分登山できる。熊よけの鈴・杖・水筒・チョコレートがあれば万全である。背丈ほどある熊笹やそれを覆う灌木の中を潜り抜けるようにひとり分しか通れない幅の狭い「階段」登山道を踏みしめて頂上を目指す。なかなか急なところもあり登山道沿いに装備されたロープにつかまりながら一歩一歩踏ん張る。ロープウェーが上昇するにつれて窓から見える変化していく山の景色のように登るにつれて熊笹や灌木は低くなりやがて火山灰の地肌が一面に広がる。遮るもののない火山灰ばかりの禿山は絶えず強風が吹いている。七合目に駐車場があり残り三合分(約1.3km )を登ることになる。  

≪頂上を目指して≫                                            

  樽前山への道路標識登山口の案内板  

登山口狭い登山ルート上の階段(土止め)

 

絵葉書のような支笏湖~支笏湖はカルデラ湖~の風景を眼下に見下ろす。北海道の初秋のひんやりした乾いた風が爽快だ。もうじき北海道の厳冬がやってきてこの風景もすべて白色に凍りつく。樽前山にとって夏と秋はつかの間の太陽と緑葉と光合成の季節である。山は人間の些細な日常を吹き飛ばす魅力がある。日常生活に追い詰められたときには登山を推奨したいものだ。蒼穹の精神を喚起させる。時間や希望のことを思い出させてくれる。

樽前山から支笏を望む外輪山上の案内標識

樽前山周遊 東山を望む火口の溶岩団塊  

 

樽前山(たるまえさん/たるまえざん)の住所は北海道苫小牧市である。樽前山は溶岩ドームの活火山~9000年前の爆発以降現在に至るまで複数回の爆発の記録あり~で今でも噴煙をはいていて硫黄のにおいが風に乗ってくる。それゆえに頂上はいわゆる三角形をしたてっぺんではなく広大な火口の淵そのものつまり外輪山である。火口原の中ほどにどっかり存在する黒々した溶岩の塊がとても印象的だ。支笏湖側からの登山ルートで頂上(外輪山)に登りつくと、いつも白老側から眺めている巨大な円柱状のドーム(記録には1909年の噴火で形成されたとある)は見えずその裏側の姿を眺めることになる。あの円柱形状ではなくごつごつした巨大な溶岩団塊だ。資料によれば溶岩ドームを頂上とした場合、樽前山の高さは1041m、それを取り囲む火口の淵のうち最も高い東山とした場合、樽前山の高さは1023m、であるそうだ。樽前山は珍しい三重式火山に分類される。風不死岳(ふっぷしだけ)・恵庭岳・樽前山は支笏三山といわれる。この辺りは支笏洞爺国立公園で美しく深々とした雄大さに満ちている。

地図画像

 

樽前山登山コース(苫小牧市HP)

 

  天野ファミリーファーム(白老)  天野ファミリーファーム(白老)

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