八雲の丘の駅

 

   八雲の丘の駅 八雲の丘の駅

ぬけるような青空。噴火湾に浮かぶ夏の名残の白い雲。風になびく緑の芝生。八雲の丘の駅。北海道はすでに涼風の秋。

道南の八雲は高速道路を降りずに丘の駅で大きな自然を満喫。八雲の丘から見下ろす噴火湾の向こうには北海道駒ヶ岳(1131m または蝦夷駒ヶ岳 コニーデ(成層火山)で活火山)を遠望。

 

丘の駅の丘から噴火湾を背に地域のバンドが若い女性をソロヴォーカルに立てて熱演。1968年ヴィレッジ・シンガーズのヒット曲〝亜麻色の髪の乙女”。このミニ野外コンサートで彼女の歌声は、涼風と緑一面の芝生の中に、時にはっきり時に消え入るように。”長い髪を 風がやさしくつつむ。。。羽根のように 丘をくだり” とこの歌詞にある風景とマッチして。

  

  ♪ 亜麻色の髪の乙女(原題:風の丘の上で) 

         作詩 橋本淳 作曲 すぎやまこういち うた 青山ミチ(1966)⇒ヴィレッジ・シンガ-ズ(1968) ♪

   

   *原曲は青山ミチさんの「風の丘の上で」。今聞いてみると彼女の歌唱は素晴らしい!! 

    この曲にまつわる記事には、残念ながら彼女自身が覚醒剤所持で逮捕されたため青山ミチ盤はお蔵入りとなり、

    2年後タイトルを「亜麻色の髪の乙女」に変えてヴィレッジ・シンガーズによって発売されたとある。

    もちろんフランスの作曲家ドビュッシーの前奏曲 ”亜麻色の髪の乙女”こそこのタイトルの“先輩”である。

 

   亜麻色の 長い髪を

   風が やさしくつつむ

   乙女は胸に 白い花束を

   羽根のように 丘をくだり

   やさしい 彼のもとへ

   明るい歌声は 恋をしているから

   バラ色のほほえみ 青い空

   幸せな二人は よりそう

   

   亜麻色の 長い髪を 

   風が やさしくつつむ

   乙女は胸に 白い花束を

   羽根のように 丘をくだり

   やさしい 彼のもとへ

 

くっきりと浮かぶ緑と白と青。音楽とさわやかな秋風がこの風景をより印象づける。風の息にかき消されたり広がったり。誰かに聴かせようと意識するのでもなくおもねるのでもなく、ただただ熱唱する彼女の飾り気のない歌声。

 八雲の丘の上のミニコンサート  八雲の丘の上のミニコンサート

八雲町は室蘭・長万部と函館の間に位置する酪農の町。日本海と太平洋の両方を沿岸に持つ町。八雲の命名は明治11年徳川慶勝によるもので八雲はアイヌ語ではなく「古事記」に登場する ”八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を” (スサノオノミコトが詠んだ歌)という歌に由来するそうだ。古代の神話の歌が八雲町に結びついたのは疑問だが明治初期国家神道の空気漂う時代的風潮もあるのかなと想像する。北海道の人口は明治時代屯田兵による開拓がはじまったころは数万人だったそうである。

 

因みに現在北海道の総人口約538万人、人口密度約68人/1㎢。都市別人口(10万人以上):1位 札幌市(193.6万人) 2位 旭川市(34.7万人) 3位 函館市(27.1万人) 4位 釧路市(17.8万人) 5位 苫小牧市(17.4万人) 6位帯広市(16.8万人) 7位小樽市(12.5万人) 8位 北見市(12.2万人) 9位 江別市(12.0万人)。こんなに美しい大地とは裏腹に人口減少・過疎の波が広がっている。「脱東京一極集中からこれまでもしばしば唱えられてきた地方分散へ」は近々解決すべき日本社会のテーマである。

 

八雲の丘の駅

 

八雲の丘の駅を訪れたら、この緑の芝生に寝っころがってしばし宇宙と対峙するのがいい。

この丘の駅では産地直送の野菜と濃厚な八雲牛乳が一押しだ。

 

 濃厚な八雲牛乳

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