雄冬(おふゆ)岬

北海道石狩市浜益区雄冬(おふゆ)。北日本海沿岸、国道231号線(日本海オロロンラインの一部)。札幌から車で約2時間。

 雄冬岬展望台   雄冬岬展望台  

★雄冬・雄冬岬に関する資料★

①2017年現在、雄冬集落の人口57人(29世帯)、65歳以上比率70%。

②「レストハウス雄冬」はこの地区唯一の食堂。推奨はヒラメ定食、ガヤ煮付け定食、三玉入り2200円の雄冬ラーメンなど。

③学校・理髪店・ガソリンスタンドは皆無。宿泊は民宿2軒。

④電話開通は1978年。北海道で最後。道内最後の電話開通の記念碑が雄冬沿岸に立つ。

⑤落盤事故を乗り越えて1984年トンネル開通、脱「陸の孤島」。2016年には4200mの新浜益トンネル開通。

⑥断崖絶壁の岬に位置する、雄冬岬(展望台は標高135mに立つ)・地球(チキウ 室蘭)岬・落石(オチイシ 根室)岬は北海道三大秘岬。

 

石狩市厚田区のドライブイン(雄冬岬への途上) 石狩湾沿岸の閉店中のレストラン(雄冬岬への途上)

映画「駅Station」の舞台にもなった雄冬岬は厳密には石狩市増毛町と石狩市浜益区の境界に位置する。大雑把には、南から北に向かって、小樽→石狩市増毛町→雄冬岬→石狩市浜益区→留萌。90度の断崖絶壁が連続するために道路やトンネル・電話が途絶える陸の孤島であった。上述資料のように本当に最近になってインフラ整備が進んだ。しかし人を寄せ付けない雄大な自然は訪れたいという好奇心をそそるばかりでなく、人工を超越した圧倒的な感動で魅了する。

雄冬岬入口

 

雄冬岬展望台  

片側に日本海、片側に連続する絶壁。標高135mの雄冬岬は、その展望台下まで車でのぼり、展望台までは手すりにつかまりながら階段でたどり着く。空港の管制塔のような形をした展望台から再び絶壁と北日本海を「体感」する。岬自体が絶壁にあるので展望台も絶壁にあり、したがって眼前の風景は遠望するというより見下ろすといった感じである。層雲峡の絶壁を思い出す。展望台へ至る階段からは赤茶けた巨石がごろごろしている。「熊出没注意」ならぬ「マムシに注意」という標識を見るにつけ階段の手すりや足元をつい注視する。

「岬めぐり」(未練する失恋のうた?)というめそめそした歌謡曲を思い出す。しかしそのいっぽうにおいて岬めぐりはそんな暗いイメージではなく、岬が地形上一種のターミナルや節目を感じさせるポイントであるので、地図をたどる楽しみがある。

日本は沿岸で縁取られているのでこの「ターミナル」を贅沢に味わえる。

雄冬岬沿岸のレストハウス川上

地図画像