然別湖氷上コタン

 

然別湖(3月) 然別湖氷上コタン 氷上露天風呂

然別湖(しかりべつこ)は静寂と神秘の湖である。然別はアイヌ語ではシカリ・ペツであり、回転する川、つまり奥なし川または川の行き止まりという意味である。まさに秘境の湖である。アイヌ語で別=ペツは川を意味し、北海道には、たとえば登別・江別・陸別・女満別・紋別・門別・更別など別のつく地名が多い。

然別湖は北海道の中央部大雪山国立公園に属す標高810mにある北海道では最も高いところにある湖でカルデラ湖とも堰止湖とも分類される。湖の周囲はその形が唇に似ている唇山など1000m級の山々に囲まれている。この湖はイワナの一種で天然記念物でもあるオショロマコの生息地であり、またこの周囲の山は生きた化石といわれるナキウサギやそのほかキタキツネ・オジロワシ・クマゲラなど森の生物の豊かなところである。然別湖を讃えた歌人水原秋桜子の歌碑もある。静寂な大自然に包まれる。

  然別湖氷上コタン 然別湖氷上コタン

然別湖は冬は全面氷つく。毎年冬から早春にかけてこの氷上に然別湖氷上コタンすなわち「氷上村」が設置される。氷上には「氷で作られたイグルー」いわば「氷のかまくら」がいくつも並びその中では氷のグラスでお酒を飲むバーも楽しめる。さらに特設の氷上露天風呂はすばらしい。大自然をまさに「体感」させてくれる。マイナス10度~マイナス20度、脱衣場からお風呂に飛び込むまでの1~2分間は一瞬体が凍りつく。湖面と露天風呂の高さはほぼ同じ。湯につかりながら真っ白な氷の湖面を見渡す。顔を横切るとびきり冷涼な風、風という自然、人間という自然。自然は時空という理性の属性あるいは説明の時空とは無関係である。言葉に落下すればそのとき説明された「自然」となる。ありのままの自然ではなくなる。極寒の日にはマイナス30度にもなる。ダイヤモンドダストが見られる。静寂で神秘な大自然に浸る。

*ダイヤモンドダストとは、空気中に含まれる水分が凍りついて結晶となり、太陽の光を受けてキラキラと輝く気象現象のこと。気温がマイナス15℃以下で晴れていて無風という条件が重なった時に出現する。

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