函館夜景
日本で(世界で?)最も有名な夜景。写真でみるより現物を見るべし。風がこの灯をちらちら瞬きさせる。なぜか日常のちまちましたことを忘れさせる。くだらないことだって思わせる。東京の夜景のようにまぶしいほどではない。横浜の夜景ほどおしゃれな感じではない。しかし北国の静謐なしかも温かみを持った夜景である。雪の中にほんのり浮かんだ優しい灯のイメージが残る。。。ずーっと見ていたい気分になる。。。
*世界三大夜景:函館・ナポリ・香港
*日本三大夜景:函館・神戸・長崎
*北海道三大夜景:函館(函館山)・札幌(藻岩山)・小樽(天狗山)
函館は室町時代アイヌとの交易地としての「館」の形成にその歴史を遡る。函館は現在道南に位置する人口29万人の北海道第3の都市である。標高334mの函館山を含む函館半島は陸繋島(トンボロ)であり、函館半島の付け根は深い入り江となっていて静かな天然の良港函館港が形成されている。函館港は1859年横浜港・長崎港とともに日本で最初の貿易港として開港した。その後流通拠点として、造船や北洋漁業の基地として、かつての青函連絡船の港として発展してきた。石油危機や200海里経済水域の影響も受けて函館港はかつての繁栄は影をひそめているそうであるが、港には北の旅情を誘う静かで透明な青さが漂う。夕風の中のヨットハーバーの風景も静寂な北の趣がある。