小樽のガス灯

 

小樽運河の夜景 

小樽ガス灯の夜景、とりわけそこに漂うもの静かさが美しい。東京や横浜のようなにぎやかな都会の灯と異なり北の大地の灯はどこかもの静かな灯である。旅情をかきたてる。小樽に旅したらホテルのフロントに部屋の鍵を預けて人影もまばらになった夜更けの小樽運河を散歩するのがいい。 

運河通りの夜景

運河沿いに点在する温かみのある光を放つガス灯、ライトアップに浮かび上がる明治・大正の歴史建造物、昭和の味が漂う横丁飲み屋街、夜陰に紛れて聞こえてくる楽しそうな笑い声、コートの襟を立てて寄り添うカップル、側道に点在するなごり雪。 

ホテル・ノルド小樽 ホテル・ノルド小樽のラウンジ

発展し続ける科学技術は生命ある生物や自然を説明する分際である。生物は目的であり科学技術は目的のための手段だ。フランスの哲学者・数学者パスカル(1623~1662 フランスのクレルモン出身 人間の自由意志を否定し恩寵を重視する敬虔なカトリックの一宗派ジャンセニスムの共鳴者)のアフォリズム〝人間は考える葦である”は人間=自然への畏敬について述べている。

 

“人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である。これをおしつぶすのに宇宙全体が武装する必要ない。一つの蒸気、一つの水滴でもこれを殺すのに十分である。しかし宇宙がこれを押しつぶすとしても、そのとき人間は、人間を殺すこのものよりも、崇高であろう、なぜなら人間は、自分の死ぬことを、それから宇宙の自分よりずっとたちまさっていることを知っているからである。宇宙は何も知らない…”(「パンセ」347)。

 焼肉屋さん「北郎」(小樽駅前)

小樽は旧日本銀行小樽支店・旧日本郵船小樽支店・小樽商科大学などに具現されるかつて北のウォール街と呼ばれた商業の都市であり、小林多喜二・伊藤整・石川啄木ゆかりの歴史・文学の都市であり、北海道を代表する観光都市である。四季の変化をダイナミックに魅せる大自然あふれる北日本海の港市である。

変化に富んだロマンがこの小都市にすべて詰まっている。

 夕暮れの小樽駅

 

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