いつか来た道≪夕張~日勝峠≫

夕張~日勝峠

道路沿いにみえる北海道の冬の景色。

山の稜線の木々が黒々としていて、山の側面は雪に覆われていて、車の車窓からは黒い海苔に包まれた白米のおにぎりがいくつも隣り合っているようにみえる

静かな大自然に囲まれた中を走るドライブ。こんな身近な自然現象も科学的に説明できない…北の大地の成り立ちも知らずただ感覚的にしか感動できない…きっと奥深い自然現象を科学的に認識できていれば、医者が人間を医学的に観察できるようになるのかもしれない…

これもソクラテスの「無知の知」の哲学であろうか。

西洋哲学の源流その人たるソクラテス(前470~前399 アテネ)の最も重要な思想は、アレテーの思想であろう。アレテーとは魂(プシュケー)をより善くしようと気づかうことである。

換言すれば、アレテーとは、よりよく生きようとする内心の声(inner voice)への配慮ということであろう。

これを近代西洋思想に当てはめて言うならば、それは自然法へ配慮・傾聴、「法による支配」ではなく「法の支配」を優先するありかたということかもしれない。

アレテーに留意することが幸福であり、富・名誉・健康そのものは幸福を生み出すものではなく、アレテーへの留意が結果的に富や名誉をもたらすというものである。

「幸福になろうとうするのではなく、幸福になるに値することをすべきである」というカントの道徳律と一致する。

夕張~日勝峠

ソクラテスは、アレテーを善くするために「無知の知」を自覚する自分を出発点にせよと主唱した。

少し社会を知り、学問を身に着け、物知りになると、我々は邁進し、傲慢になり、思い上がり、他者を見下し…愚の骨頂、笑止千万…なんて狭量なんだろう!!

人は「夫れ、天地に浮遊する蒼海の蜉蝣のごとし」(蘇軾の『前赤壁の賦』)である。

今は無き「ローソン日勝峠店」

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